ヘッドの役割

溶接ヘッドは、抵抗溶接装置の中で、電極を保持しワークを加圧して溶接を行う装置です。
溶接ヘッドと電極は、次のような役割を持っています。
1-ワーク(被溶接物)を加圧する。
2-溶接電流(大電流)を流す。
3-熱引き(ワークに発生した熱を吸収し冷却する)
4-鍛造(ワークを押さえつけ形を整える)
5-ヒートバランスをとる。
6-追従性

卓上型のものから手で持って使えるポータブル型のものまで、必要な加圧力・用途などに応じて様々な機種があります。駆動方式は、足踏み式とエア加圧式があります。

| ヘッドの役割 | (卓上型) |
(卓上型)
| ヘッドの役割 | (ポータブル型) |
(ポータブル型)

■加圧力のコントロール

スポット溶接における加圧力は、溶接電流および通電時間とともに極めて重要な制御要素です。溶接時の発熱は電極やワークの接触抵抗によって大きく左右されます。また適切な加圧を加えないとスプラッシュ(爆飛)や溶接不良が起こります。

■追従性

追従性とは、ワークの膨張・収縮に素早く反応し溶接時間中常に安定した加圧を加えることです。追従性が悪いとスプラッシュや過度な表面圧痕が生じます。溶接時には被溶接物の板厚が微量であるが極めて短時間に変動するため、追従性が重要になります。
この追従性は可動部分の質量、可動部分の静的および動的摩擦力と逆比例の関係があり、追従性を良くするためにはヘッド可動部分の質量を軽くし動きを滑らかにすることが重要です。

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